都会を離れ、和歌山・紀美野町へ

都会の喧騒を離れ、和歌山県紀美野町で自由な新しい生活を始めたミュージシャンの山下様と川端様。今回の田舎暮らしレポートでは、お二人の紀美野町移住のきっかけ、音楽とDIYに彩られた暮らし、そして地域との温かい交流についてご紹介します。

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都会から和歌山・紀美野町へ！「森に住みたい」が導いた移住のきっかけ

お二人が紀美野町への移住を決めたきっかけは、川端様の「突如として森に住みたい、水があるところ、日当たりがいい場所」というひらめきでした。この明確な条件に合う物件を探し始めた結果、必然的に山間部の物件が中心となり、弊社へのお問い合わせに繋がったそうです。

いくつかの物件を検討された中で、最終的にこの家に決められた理由は、場所を気に入ったことに加え、「山下さんが『絶対にここがいい』と気に入っていた」ため、「じゃあここにしようか」と即決されたとのことです。

音楽と工作、そして「80歳目標」の古民家DIY生活

現在、お二人は音楽活動を中心に、山下様は就労支援B型の施設でも働かれています。川端様は音楽活動に加え、自分で作った作品を展示する「工作」もされており、自宅がギャラリーのようになっています。

手のかけ甲斐がある古民家を「工作」する楽しさ

築年数の古い住居ですが、お二人は「手のかけ甲斐がある」とポジティブに捉え、できるところは自分たちで直しながら暮らしています。この「DIY（ドゥ・イット・ユアセルフ）」での家改修を、川端様はまさに家を「工作」している状態だと表現します。

目標は「80歳くらいまでには全部出来上がって、その頃にはお茶でも飲みながらゆっくりしたい」と語る、古民家DIYの長期計画も進行中です。

コロナ禍がもたらした予期せぬ「時間の贈り物」

移住直後にコロナ禍に入り、お二人の音楽の仕事は一時的に「一つもなくなった」状態になりました。しかし、この予期せぬ時間の贈り物を逆手に取り、仕事がない約1年間で「家に手を入れたり、暮らしていく基盤を少しづつ整えていけた」と、ポジティブに捉えています。

現在は音楽活動が再開し、改修スピードはスローになりましたが、その分「ここはこうしようと思っていたのが、また違う考えになっていくのも面白い」と、変化の過程そのものを楽しむ余裕が生まれています。

「不満がない」紀美野町で実現した、地域に溶けこむ温かい暮らし

紀美野町での暮らしは、「本当に自由に暮らさせていただいている」とのこと。

特に近隣住民との関係については、「溶けこみやすかった」と断言します。当初、犬の散歩ばかりしている姿から「一体何をしているんだろう」と思われていたようですが、音楽活動を知っていくにつれて、地域の方々が自然と近づいてきてくれたそうです。

今では「周りの方にお世話になりすぎてるくらい」で、朝採れの枝豆やスイカをいただくなど、温かい交流があります。「ここに住んでいて不満がない」と語り、買い物についても、仕事のついでに済ませるため「全く気にならない」と、充実した日々を送られています。

移住希望者へ：「精いっぱい生きる」ことが地域交流の鍵

紀美野町での充実した日々を送るお二人から、移住を考えている方へシンプルかつ力強いアドバイスをいただきました。

「単純に自分が精いっぱい生きればいいという答えになりますけど（笑）」

移住者だからという枠にとらわれず、精一杯頑張って生きれば、周りの人も同じように動いてくれる。「人間同士の付き合いだな」と感じているそうです。

また、地域の方との付き合い方については、「正直に、できることとできないことを伝えていたら」良いとのこと。地域の方々は草刈りや畑仕事など、できることが多いため、こちらから聞けば本当に丁寧に教えてもらえることが、この地域での良い「やりとり」だと教えてくれました。

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紀美野町で生まれた新たな挑戦：和歌山スティールパン楽団の活動

ミュージシャンであるお二人は、和歌山に来てからスティールパンの楽団を立ち上げ、現在は20人チームと10人チームの二つを率いて活動されています。

スティールパンとの出会いは、まだ20代の頃に大阪の勤務先に来たミュージシャンの演奏。ドラム缶の底をへこませたユニークな楽器から奏でられる格別な音色に魅了されたそうです。

最近では、メンバーからお二人の顔イラスト入りのオリジナルTシャツが贈られ、それをメンバーとお揃いで着用して活動するなど、地域に根差し、自由で豊かな紀美野町での生活を象徴しています。

インタビュー動画はこちらから！

川端様・山下様の素敵な紀美野町での田舎暮らしについて、より詳しく知りたい方は、ぜひ以下のインタビュー動画をご覧ください。

動画URL: https://youtu.be/NKNhD4fxLqk