2025.11.17
かたちが見えてきた家づくりの時間 かつらぎ町N様邸vol.2
庭先には、金木犀の香りがふわりと漂う季節。
現場に足を踏み入れると、木の匂いと職人さんの手しごとが混じり合った、独特の温度を感じます。
今回の N様邸では、前回よりもさらに内部の造作が進み、
家の「輪郭」がはっきりと見えてきました。

■ 大工さんの手が入るたび、空間は少しずつ家らしく
室内では、木材の寸法を丁寧に合わせ、壁の骨組みを整える作業が続いています。
大工さんが材料を取り出してリズムよく加工していく姿は、
まるでこの家に新しい息を吹き込んでいるよう。
広げられた定規、カットされた木材、作業台の上の道具たち。
どれも“今、この家がつくられている瞬間”を物語っています。

■ 壁の表情が変わり、光の入り方も変わる
壁の下地が整うにつれ、窓から差し込む光の方向や明るさも変わってきました。
まだ仕上げ前の空間ですが、
すでに「この部屋で過ごす時間」を想像したくなる、そんな心地よさがあります。
積まれた木材や脚立の並ぶ部屋も、
これから天井や壁が貼られ、ぐっと空間の密度が増していく段階へ。

■ 二人の大工さんが息を合わせて
奥のスペースでは、二人の大工さんが向き合うように作業を進めていました。
同じ空間の中で、互いのペースを感じ取りながら進めていくことで、
細部まで整った美しい仕上がりにつながっていきます。
家が出来上がる過程は、一枚の図面だけでは見えない“手の積み重ね”。
その場に立つと、その静かな熱量が伝わってきます。
■ 次回はさらに“部屋のかたち”が鮮明に
N様邸では、これから天井や壁の仕上げが進み、
暮らしのイメージがより具体的になっていく予定です。
「ここにキッチンが来るんだな」
「この窓からの光、午後はもっときれいだろうな」
そんな想像が広がる段階へ入ります。
次回のルポでは、またひとつ表情を変えた N様邸をお届けします。
どうぞお楽しみに。